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バルテレミーは強いし上手いぞ!! 内山も三浦も助かったな

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2015年10月1日 | タグ: , , ,

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雨雲イメージ
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ランセス・バルテレミー(1986年生まれ)。
僕が推しているボクサーの1人である。

キューバ出身のボクサーで元IBF世界S・フェザー級チャンピオン。現在はS・ライト級を主戦場とするボクサーファイターだ。

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バルテレミーは長身のテクニシャン。強いしやりにくい

バルテレミー、はっきり言って強い。
背筋をピンと伸ばし、構えは相手に対してほぼ半身。背が高く、頭は非常に打ちにくい位置にある。半身に構えたスタイルと長い腕によってボディはすっぽりと隠れ、そのままでは打ちこむ場所はほどんど見当たらない。

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左腕をダラリと下げたややL字気味のデトロイトスタイル。そこから放つフリッカージャブは長く多彩で、抜群の切れ味を見せる。最短距離の軌道で顔面を襲うこともあれば、投げ出すようなフォームで鞭のように腕をしならせ、ガードの外側から相手を捉えることもある。

長身、リーチの長さ、半身の構え、フリッカージャブ。バルテレミーを攻略するには懐に飛び込んで打ち合うしかないのだが、そう簡単にはいかない。
ダラリと下げた左に加え、アゴの下に置いて固めた右。この右が無言のプレッシャーとなり、対戦相手は中に入ることができなくなるのだ。遠い距離で一方的にパンチをもらい続ける展開に持ちこまれるのである。

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さらにこの選手、距離感も抜群だ。
相手の踏み込みに合わせて下がり、ガードポジションに戻る前に打ち終わりを捉える。
相手がパンチを出す瞬間にステップインして、芯を外してパンチを受けることもできる。特にオーソドックスの右フックに素早くステップインして背中で受けるなど、相手が腕を振り回せない位置に身体を入れる危機回避能力は特筆すべきものがある。

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基本は後ろ足重心のアウトボクサーだが、決してパンチがないわけではない。
瞬間瞬間のスピードは速く、コンビネーションも多彩だ。踏み込んでのオーバーハンドは強力で、致命傷を与えるには十分な破壊力を秘めたパンチである。大きく踏み込んだ後はすぐにバックステップで距離をとり、スウェーなどの柔らかい動きで相手の反撃を許さない防御勘もすばらしい。

特別反射が優れているとは思わないが、危機を予見する能力がずば抜けているボクサーなのではないだろうか。

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近寄らせないスタイルではあるが、例え懐に入られても慌てることなく落ち着いて対処できることもバルテレミーの強みだ。ひとたび距離が縮まれば、ガードを上げて力強い打ち合いに応じることも可能なのである。長い腕を持て余さずにファイター寄りのスタイルにスムーズに変化できるのだ。

基本的には無理をしないボクシングではあるが、相手がぐらついたときのラッシュにはかなりの迫力がある。
相手をロープ際に追いつめて左右ボディ、フック、ストレートを放ちつつ、相手のパンチを至近距離でのスウェーでかわしながらフックを返すという高度な動きも見せる。

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また、サウスポースタイルにスイッチしても違和感のない動きができることも大きな強みの一つだろう。オーソドックスに比べてやや防御に偏重する部分はあるが、パンチの威力やキレ、スピードはオーソドックスのそれと遜色ない。

バルテレミーのスタイルを「トーマス・ハーンズの小型版」と称したコラムを読んだことがあるが、まさしくその通りではないかと思う。

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三浦も内山もバルテレミーがいなくなってよかった


バルテレミーはもともとS・フェザー級を主戦場にしていたボクサーだったが、同級の内山高志や三浦隆司にとっては階級を上げてくれて助かったのではないだろうか。

内山と三浦の統一戦が実現しても、バルテレミーがいる限り最強の称号にはケチがついただろうし、恐らく三浦ではバルテレミーに勝てない。36分間距離をとられて塩漬けにされるのがオチである。

勝てるとすれば内山だが、果たして両の大砲をバルテレミー相手に炸裂させることができるだろうか。バルテレミーの左をかいくぐり、右の強打を避けながら悶絶ボディを打ち込むことができるだろうか。ダイナマイトパンチでバルテレミーの恐怖心を煽ることができるだろうか。

正直、僕は厳しいのではないかと思う。内山高志はグレートなボクサーであることに異論はないが、相性という意味でも相手が悪すぎる。

S・ライト級でバルテレミーに勝てるのはクロフォードくらい?

ビッグマッチを求めてS・ライト級に参戦したバルテレミーであるが、今のところこの階級においてもリーチの長さと距離感は十分に機能している。

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現状のS・ライト級を見渡したときに、実際バルテレミーに勝てそうなのはテレンス・クロフォードくらいではないだろうか。恐らくガンボアなどは問題にならない。

勝負のポイントはクロフォードのパンチがバルテレミーに届くかだが、はっきり言ってこれは届くと思う。

バルテレミーの長身は脅威だし、確かにリーチは長い。
しかし、クロフォードもバルテレミーに負けず劣らず長い距離を持っている。しかも後ろ重心のバルテレミーと違い、やや前傾姿勢で構えるのだ。それも絶妙なバランス感覚を持った前傾姿勢である。長身で距離の長いバルテレミーではあるが、クロフォードとの間にそれほどリーチ差を感じることはないのではないか。

バルテレミーはよくノーガードで上半身だけでパンチを避ける動きを見せるが、クロフォード相手にそれはさすがに危険過ぎる。クロフォードのパンチの伸び、正確性はこの階級随一だ。大振りのないコンパクトなパンチは最短距離で目標物に到達する。ガードなしですべて避けきるのは不可能である。左の打ち終わりにクロフォードの右を盛大にもらうバルテレミーの姿が容易に想像できてしまう。

しかもクロフォードはその気になればバルテレミーのスタイルをコピーすることもできるはずだ。それほどクロフォードの能力は高いのである。

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スイッチの得意なバルテレミーではあるが、それはクロフォードも同様だ。
というより、サウスポースタイル同士であればクロフォードの方がバルテレミーのそれよりもはるかに上をいく。
バルテレミーのサウスポースタイルがダメだというのではなく、単純にクロフォードがすごすぎるのだ。
足の運び、威力。どれをとってもまったく違和感のないスイッチ。ここまでの両刀使いを僕は見たことがない。それほどクロフォードのサウスポーはすごいのである。

バルテレミーがクロフォードに勝つには、とにかく距離をとってポイントアウトを狙う

いつの間にかクロフォード賞賛記事になってしまっているが、もちろんバルテレミーが勝つ可能性も十分ある。

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先述のようにサウスポースタイルではバルテレミーはクロフォードに勝つことはできない。また、S・ライト級に転向したばかりでやや線の細さが残るバルテレミーにとって、接近戦でクロフォードと打ち合うのも分が悪いだろう。

やはりデトロイトスタイルで距離をとってのヒットアンドアウェイ。これに活路を見出すしかない。
背筋を伸ばして半身に構え、目標物をクロフォードからできるだけ遠ざける。フリッカージャブの連打で出足を止め、ときに右のボディやフックでクロフォードの体力を削る。

どこかで懐に入られるシーンはあるだろうが、パンチをもらっても慌てず左右のステップで距離をとる。できる限り至近距離で打ち合う時間を短くするのである。

どこかでラフな攻撃を仕掛けてクロフォードを驚かせるのもアリだとは思うが、決して深追いをしてはいけない。
鞭のように腕をしならせる左、踏み込んでのボディ。そしてすぐにバックステップ。この繰り返しを徹底することである。

12Rの長丁場を見据えて、一瞬たりとも気を抜かずにヒットアンドアウェイを遂行する。そうすれば、僅差でポイントアウトできる可能性は高いのではないだろうか。

ハイレベルな技術戦。だけど、試合はクソつまらない

勝敗予想としては7対3くらいでクロフォードの勝利。だが、慎重に試合を進めればバルテレミーにも十分チャンスはあると踏んでいる。

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クロフォードが相手を追いかけるような試合を今まで観たことがないのだが、その辺りの能力はどうなのだろうか。
バルテレミーは階級を上げたことでややフットワークが鈍っているように感じるので、もしかしたらクロフォードがコーナーに追い詰めてラッシュをかけるシーンが見られるかもしれない。

そして断言するが、試合自体はクソつまらない
高度で退屈な消耗戦が12R展開されるはずである。
どちらが勝つにせよ負けるにせよ、会場からのブーイングが鳴り止むことはないだろう。

そもそも論として、クロフォードがバルテレミーとの試合にメリットを感じるかどうかが疑問ではあるのだが。

スーパースターにはなれないバルテレミー

僕のお気に入りのバルテレミーだが、残念ながらスーパースターにはなれないだろう。

ケル・ブルックの記事でも申し上げたのだが、このバルテレミーもそれと同様である。

「ケル・ブルックはウェルター級で最強に最も近いボクサーだという事実に異議はないはずだが?」

文句なしの実力を持っていながら、その地味なスタイルと慎重な試合運びが災いして対戦相手やプロモーターから敬遠される。結果的にビッグマッチに恵まれずにスーパースターへの道が開かれることはない。それが今後、バルテレミーのたどる道だ。

しかも母国の英雄であるケル・ブルックと違い、ホームタウンと呼べる場所がないバルテレミーの先行きは不安と不満の巣窟となるだろう。

2015年12月18日IBF世界S・ライト級王座決定戦。ランセス・バルテレミーvsデニス・シャフィコフ予想

ちなみにこのバルテレミー、2015年12月18日に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われるIBF世界S・ライト級王座決定戦で、同級1位のデニス・シャフィコフと対戦することが決定している。

「バルテレミーがシャフィコフに判定勝ち!! IBFライト級王座獲得で2階級制覇!!」

背の低い突貫型のサウスポーであるシャフィコフ。
懐に潜り込んで接近戦に持ち込めればバルテレミーにひと泡吹かせることができそうなスタイルではあるが、正直その可能性は低いと見ている。

サウスポーにスイッチしたバルテレミーの右に突進を阻まれ、多彩なパンチで削られ続ける展開になるのではないだろうか。やっとのことで懐に入っても、ファイタータイプにスイッチしたバルテレミーの打ち下ろしを被弾し、身体を入れ替えてすぐさま距離をとられて終わりだろう。

予想としてはバルテレミーの大差判定勝利。しかも、ミゲル・バスケスがやった以上にシャフィコフを塩漬けにしての勝利である。

恐らくシャフィコフがバルテレミーをロープ際に追い込む場面が幾度かあるだろう。シャフィコフが勝利を掴むには、そこで奇跡を起こす以外にない。そのチャンスを逃せば、ほぼバルテレミーの勝利は堅いと言っていい。

バルテレミーとしては、この試合でシャフィコフを寄せ付けずに完勝できれば、S・ライト級でやれることを強くアピールする機会となるはずである。
逆に苦戦するようなことがあれば、ただでさえ低い市場価値はさらに暴落する。わざわざ2階級上のS・ライト級に参戦した意味合いが薄れてしまう。

完勝が必須のバルテレミーにとって、この一戦はある意味リスクの高い試合ともいえるのである。

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