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観終わった後に何も残らない「遊びの時間は終わらない」。これを防災の日に観る映画に認定したい。ジャパニーズ・エンターテイメント舐めたらアカン【感想】

映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2016年6月6日 | タグ: , , ,

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柿イメージ
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「行き先は……チベットです」
「……!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「遊びの時間は終わらない」(1991年)

主人公の平田は超がつくほどの真面目な若き警官。無銭飲食一つで調書を50枚も書くほど実直で融通の利かない男だった。

そんな平田巡査が上司の命令により、署全体を上げての防犯訓練の銀行強盗役を演じることになる。

「打ち合わせなしで」
「臨機応変に」
「筋書きのない防犯訓練」

この言葉を旗印に決行された警察のイメージ上昇のための防犯訓練。
だが、融通の利かない平田は上司の命令を実直に遂行してしまう。犯人になりきり綿密な強盗計画を立案、実行するのであった。

華麗に犯人を逮捕するはずだったキャリア組の深川は平田の計画にまんまとハマり、頭を打ち抜かれ(モデルガンで)早々に殉職する。

行員を人質にろう城する平田。
まさかの展開に困惑する警察署長。

さびれた商店街に突如として起きたお祭り騒ぎ。
地元テレビ局の中継も入り、ただの予行演習は前代未聞の展開を見せる……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜


僕のNo.1映画「遊びの時間は終わらない」

まず、この映画はすごいです。
僕がこれまで観てきた中でNo.1と言っても過言ではないかもしれません。

笑いあり。
がんばれ!! あり。
ハラハラあり。
感動あり。
そして笑いあり。

それでいて、観終わった後に何一つ残らない
人生観が変わったとか、癒されたとか、心が洗われたとか。そういう自分の中での変化が一切起こらない。

ただバカバカしくてくだらなくて、ひたすらおもしろい。

メッセージ性?
そんなのあるわけねえじゃんww
細胞分裂からやり直せww

そんな映画です。

「映画「ALI」を観とけばモハメド・アリの偉大さはだいたいわかる」

時代を感じさせる部分は多い。でもそんなの関係ないほどおもしろい


1991年と古い映画なので、もちろん時代を感じさせる部分は多いです。

とりあえず携帯電話がデカい。
片手で持つのがキツいくらい。コードレスホン並のゴツさです。

さらにスーツが尋常じゃないです。
テッカテカのダブルのスーツで、肩パットもガッツリ入ってます。
 
「【感想】マネーボール全否定? 2002年アスレチックスは弱くなかった? ビリー・ビーンのマネジメント能力」
 
後、みんなくわえ煙草です。
テレビ局の会議室で全員がプカプカ煙草を吹かしながらしゃべります。
警察署内でも当たり前のようにパッカパカです。

しかもそのテレビ局、取材と称して他人の部屋に勝手に上がりこみます。部屋を散々物色して「結構地味な部屋ですね〜」とか言います。

「映画「Slam(スラム)」でポエトリー・リーディングの雨に降られろ。ソウル・ウィリアムズの魂の叫び」

そして、極めつけは主人公の平田が人質の女性を襲います(襲った設定)。
襲われた女性は全国放送で笑い者にされます。他の行員にも笑われます。さすがにこれはちょっと顔をしかめました。

ただ、安心してください。それらの時代がかった部分を差し引いても、映画の秀逸さがはるかに上回っています

「ワイルド・スピード SKY MISSIONなんじゃこりゃww」

スッキリ気分爽快!! 僕たちの希望を全部叶えてくれる映画です

これ以上はネタバレになってしまうので「おもしろいから観てください」としか言いようがないのですが、あえておすすめ部分を挙げていきたいと思います。

ひと言で言うと「僕らの希望を全部叶えてくれる映画」ということではないでしょうか。

「パーフェクト・ワールドのブッチが予想以上にクズだった。イケイケのケビン・コスナーと力技ロマン映画のクリント・イーストウッド」

二世エリート、ご都合主義の警察署長。
腐敗した警察権力を合法的にコケにしまくる主人公。
マスメディアに煽られる大衆心理。

エリート意識や責任転嫁、権威にしがみつく帰属本能など。
僕たち一般人がおよそ忌み嫌う人間の偶像。それらをケチョンケチョンに踏みにじることによって爽快な気分を味わえる。

だけど、深層心理ではちょっと憧れてるんじゃないかという本音の部分。
そういう心の奥底にあるドロッとした固まりを「ほら見ろ。お前って実はこういう人間なんだぞ」とむき出しにしてくれる。

我々の抱く権威への反骨心と嫉妬、そこに混じる羨望。
そういった相反する心理状態をうまく転がしてくれる映画です。



いやいやいやいや。
僕が言いたいのはそんな小難しいことではなく。
とりあえず平田巡査のクソ真面目っぷりがひたすらおもしろい。ホントにそれだけの映画です。

「シティ・オブ・ゴッド感想。くたばれ胸糞悪いクソ野郎ども。滅びちまえよ」

クソ真面目に犯人役を遂行する平田巡査は、

防犯カメラを破壊します(しなくてもいいのに)。
窓際に自分のコートを着せた人質を立たせて誤射を誘発します(ほどほどでいいのに)。
説得に来た本部長を瞬殺しますww(超上司!!)

そして、頭を打ち抜かれて死体となったエリート深川が「トイレに行きたい」と言うと、
「死体は僕の管轄外なんです」
と申し訳なさそうに返します。

この天然っぷりと、それに渋々付き合わされる周りの面々の困惑ぶり。過剰に反応する野次馬とそれを煽りまくるレポーター。

「彼は今後10年間は『あ〜、死体のお兄さんだ〜』と言われ続けることでしょう」

「死体」と書かれたプラカードを首から下げられ、仰向けのままトイレを我慢する。その姿を全国に晒され笑い者にされるエリート深川。今回の訓練を華麗に解決して本庁に戻る予定だった彼のプライドはズタズタですww
極めつけは、たかが巡査ごときに浴びせられた「死体は管轄外ですから」のひと言。
これでエリート深川の堪忍袋の緒がブチッと切れます。

「俺はお前と違ってエリートなんだよ!! わかるか? エリートなの!! こんなバカ市民たちとはおつむの出来が違うんだよ!! あ?」

市民からの猛反発を受け、警察庁長官が直々に謝罪会見を行う事態にまで発展します。
 
「最強のふたり感想。こんな卑怯な映画あるかよ。涙腺崩壊要素てんこ盛り。ここまでやられちゃ、そりゃ泣きますよ」
 
そして物語終盤。
今後の逃亡計画を聞かれた平田がこう答えます。

「行き先は……チベットです」
「……!!」


「【感想】ジュラシック・ワールド。玉木宏が元カノ(ちょっと歳のいった)とヨリを戻すお話」

日本のエンターテイメントのすごさを思い知れ!! 映画TOP10とかのたまってる君に

もう最高です。
ここまでよくできたエンターテイメントがあるのかというくらいよくできていると思います。最初に申し上げた通り、僕の観てきた中でも1、2を争うほどの傑作です。

こんな素晴らしい映画が大して話題にもならずに埋もれている現状が僕には残念でなりません。ジャパニーズ・エンターテイメントを侮り過ぎです。

よく「おすすめ映画TOP10」として観ておきたい映画を紹介する記事を目にすることがあります。ですが、ランクインしているのはたいていは洋画です。日本人が作ったランキングなのに洋画一色です。邦画と言えば黒沢作品がいくつか入る程度で、ランキングのほとんどが洋画によって埋め尽くされています。

僕はこのランキングを作成した方、そしてこのランキングを見て納得している方に強く申し上げたい。
「日本のエンターテイメントはすごいんだぞ」と。
「日本人が作るエンターテイメントが日本人の感性に一番合っているのは当たり前だろ」と。
「中でもこの『遊びの時間は終わらない』はすげえぞ」と。

「ショーシャンクの空に」最高!!
「ローマの休日」最高!!
こう言っているあなた。

「遊びの時間は終わらない」を観てください。
ジャパニーズ・エンターテイメントのすばらしさを心ゆくまで堪能してください。

そして、もしこの映画をおもしろいと思ったら知り合いに紹介してください
知り合いに紹介する際に「おもしろかったら誰かに教えてね」と付け加えてください。
この映画のファンがねずみ算式に増えていくように声高に叫んでください。

もう一度申し上げますが、この映画「遊びの時間は終わらない」は最高です。
古い映画なので時代を感じる部分も多々あります。
今だと規制が入るようなシーンもちょくちょく出てきます。顔をしかめたくなる場面もあります。

でも、それをすべてかき消すくらいおもしろいです。
絶対に観て後悔はしない作品だと思います。


これは余談ですが、平田巡査を演じた主演の本木雅弘がめちゃくちゃカッコいいです。恐らくモックン全盛期。カッコよくて演技も最高。
今のモックンも渋いけど、このときのモックンは非の打ち所がありません。ミッション・インポッシブルのトム・クルーズを4割増で超えてます。

「新垣結衣「逃げ恥」はひさびさの俺ヒット。綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」以来、数年ぶりに規則正しい生活を強いられたぞww」

この作品を9月1日「防災の日」の定番にしたい


クリスマスには「ホーム・アローン」。
夏には「スタンド・バイ・ミー」。
季節代わりにはジブリ作品。
野球好きなら「マネーボール」。
バイク好きには「イージー・ライダー」。
HIPHOPの登竜門には「Wild Style」

こんな感じで、各シーンにおいての定番映画というものがあるかと思います。
恐らくみなさんもそれぞれ独自の定番をお持ちなのではないでしょうか。
 
「エイリアン2が神映画である理由。映画史に残る戦う幸薄女のリプリーさんの無双から目を離すな」
 
そんな中、僕はこの「遊びの時間は終わらない」を9月1日の防災の日の定番に推薦したいと思います。
9月1日、学生なら2学期が始まる日にみんなでこの映画を観て大笑いし、防災の大切さと国家権力の歪みを知る日にする。防災の日恒例の映画にするのです。
国家主導で進めるのが難しければ、各市町村でも構いません。行政が先頭に立って、この映画を国民に広く浸透させるプロジェクトを進めていただければと思います(無茶言うな)。

モックン最高だ。日本最強の俳優間違いなし!!

正直、僕がここまでハードル上げまくっておススメする作品はこの「遊びの時間は終わらない」とリリー・フランキーの「東京タワー」くらいです。



観るたびに思いますが、やっぱりモックンはいいですね。本当に素晴らしい。もはや「モックン」という1つのジャンルと呼んでも過言ではないです。

「遊びの時間は終わらない」と同時期のモックン作品としては、

「ファンシイダンス」
「シコふんじゃった」

がありますが、モックンを知りたければこの3作品を観ておけばオールOKだと思います。日本最強の俳優本木雅弘を知るにはこれで十分です。
Huluなどで観られるのでしょうか。こちらもぜひ観ていただきたい作品なのですが。

この2つの作品についても気が向いたら触れてみたいと思います。興味ないかもしれませんが。

「プリティ・ウーマンのジュリア・ロバーツは東京ラブストーリーの鈴木保奈美だってことを今から説明してやる」

しかし、本当におススメしたい作品のレビューってのは難しいです。思い返してみると、誰かの映画レビューを読んで「よし、観てみよう」と思ったことって少ないんですよね。
普段悪態ばかりついているのも災いしてか、思い入れが強過ぎてうまく言葉が出てこない。
こんなおもしろい作品を1人でも多くの方に知ってもらいたいと思っているのにうまくいかない。もどかしいったらありゃしない。
 
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