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アブラハム、マーティン・マレーに判定勝利で防衛成功!! 攻防分離型のカウンターパンチャーは今日も健在だったぞ【結果】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2015年12月17日 | タグ: , , ,

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シーサイドイメージ
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アブラハムがマレーに僅差判定勝ちで防衛成功!!

2015年11月21日(日本時間22日)にドイツのハノーファーにあるTUIアレーナにて、WBO世界S・ミドル級タイトルマッチが行われた。

チャンピオンのアルツール・アブラハムと挑戦者マーティン・マレーが対戦し、アブラハムが2-1(115-112、116-111、112-115)の僅差判定で勝利を飾り、5度目の防衛に成功した。


攻防分離のアルツール・アブラハムvs多彩なコンビネーションを持つ元WBA世界ミドル級暫定王者のマーティン・マレー。
実を言うと、個人的にこの試合は相当楽しみにしていた。世界的にはあまり注目される試合ではなかったが、隠れた名カードだと思っていたのである。
あまりにワクワクして試合の行方がまったくわからなくなってしまい、予想をするのをやめておいたくらい楽しみにしていた試合だったのだ。

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手数とスピードはマレーだが、そのたびにアブラハムが一発で形勢を逆転する

試合としては多彩なコンビネーションでガードの隙間を突くマレーに対し、ガードを上げて近づき距離を詰めてパンチを振るうアブラハムという展開。パワーは完全にアブラハムだが、手数とスピードはマレーが上だ。

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遠い距離から長い左を突くマレー。
アブラハムはいつも通りガッチリとガードを固めて前に出る。
マレーの踏み込みに合わせてバックステップ。そのうちの何発かを被弾するが、まったく気にするそぶりを見せない。そして距離が詰まったところでワンツースリーとパンチを出す。相変わらずの攻防分離型ファイターっぷりである。

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マレーが左を出しながら近づく。アブラハムがガードを固めたまままっすぐ下がる。
ロープを背にしてガードを固めるアブラハム。左右フックから左ボディへつなぐコンビネーションを見せるマレー。
マレーが打ち終わったところで攻守交代。アブラハムが左を出しながら前進して圧力をかける。ワンツーでマレーを押しこみ、逆にロープを背負わせる。

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マレーの反撃をアブラハムが受けて立つ。
リング中央でもみ合う両者。
左手でマレーの腕を掴み、開いた右手で側頭部を殴りつけるアブラハム。この局面でのダーティさや強引さは圧倒的にアブラハムだ。

マレーの左ボディがアブラハムを捉える。アブラハムのガードの外側からマレーのフックがヒットする。的確な上下の打ち分けである。

ただ軽い。
一発一発のパンチが軽く、アブラハムの前進を止めることができない。

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マレーの手が止まるたびにアブラハムが前進してマレーを追いつめる。
ガードの上からでもお構いなしに強烈な左右フックをお見舞いするアブラハム。マレーはアブラハムのパワーに圧されて縮こまる。
まっすぐ下がるマレーに追い打ちをかけるように強烈な右ストレートを打ちこむアブラハム。左がマレーの顔面を捉える。ロープを背負った状態から飛びつくようにクリンチにいくマレー。

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命中率は悪くないが、絶望的にパンチが軽いマレー


スピードと手数で攻めるマレー。
だが、アブラハムが身体の強さを活かして圧力をかけるたびに守勢にまわってしまう。頭を下げ、へっぴり腰で飛びつくようにクリンチにいく。
この姿はジャッジにとってかなり印象が悪いのではないだろうか。
命中率は悪くはないのだが、先ほども言ったように一発一発が軽い。三、四発当ててもアブラハムの強烈なワンツーでチャラにされてしまうイメージだ。

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マレーにロープを背負わせ、にじり寄るアブラハム。パンチが当たってもいないのに圧力に負けてクリンチにいくマレー。距離を殺してスペースを潰す作戦なのかもしれないが、あまりにも消極的だ。

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マレーの弱気が端々に見え隠れする。
逃げるようにステップを踏み、アブラハムから距離をとる。高く上げたガードで左右のフックを防ぐのだが、気持ちの面で負けているのか一発受けるたびに身体が左右に流れる。時おりアブラハムの強烈なカウンターを被弾し、無抵抗に後退するシーンも悪印象だ。

多彩なコンビネーションを上下に打ち分け、ガードの間からパンチをヒットさせるマレー。パンチは柔らかくスムーズなのだが、とにかくパンチが軽い。手を止めたところでアブラハムの反撃を許し、プレッシャーに負けて後退してしまうのである。
パンチのヒット数は多いマレーだが、ガードの上からワンツーをもらうたびにパッと後ろに飛び退きロープを背にする。そこからへっぴり腰で抱きつくようにクリンチにいくので、どうしてもラウンド全体の印象が悪くなってしまう。

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最終的に僅差の判定でアブラハムが勝利を収めるのだが、印象度の違いで微妙なラウンドはアブラハムに流れた結果の判定なのではないだろうか。
両者ともに相手をぐらつかせるシーンがあったが、どちらも決め手に欠く一戦だった。

結論としては、楽しみにしていたわりにやや消化不良の試合だったと言わざるを得ない。

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攻防分離のアブラハム、実はカウンターパンチャー。村田はアブラハムを目指そう

極端な攻防分離型といわれるアブラハムだが、実はカウンターパンチャーでもあることを忘れてはいけない。

前回のスティーグリッツ戦での勝利もきっかけは強烈なカウンターだし、今回のマレー戦でも勝負どころでカウンターをヒットしてマレーをたじろがせていた。

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動物的な嗅覚というか、相手がひるんだ瞬間を狙う殺傷本能がアブラハムは本当に優れている。
この嗅覚が抜群だったのが全盛期の辰吉丈一郎なのだが、恐らくアブラハムにも似たような感覚が備わっている。風貌やボクシングスタイルはまったく違うものの、個人的には似たタイプのボクサーなのではないかと思う。

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ちなみにだが、僕は村田諒太の完成形はこのアブラハムだと思っている。
無理にテクニックや攻防のつなぎなどを追及せずに、素直にアブラハムのような攻防分離型を極めるべきだと思うのだ。村田にはフィジカルの強さもあるし、イキって華麗なボクシングに手を出すよりその方がよっぽど可能性がある。
ただ、アブラハムのもつ殺傷本能というか、野性的な嗅覚は村田からはいっさい感じられないのだが。

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マーティン・マレーは大丈夫か? 今後もボクシングやれんのか?

惜しくも僅差で敗北を喫したマーティン・マレー。
だが、率直に言って「こいつ大丈夫か? もう引退した方がいいんじゃないのか?」と思ってしまった。

倒されないことを目的としたボクシングに終始しながらバッチリ倒されたゴロフキン戦以来、どうしても僕はマレーを厳しい目で見てしまうことは否定しない。
ただ、それを差し引いてもこの日のマレーは消極的すぎではないだろうか。
マレーってこんなヤツだったか? こんなアウトボクシングもどきで逃げ回るようなヤツだったのか?

2011年のフェリックス・シュトルム戦などを見る限り、多彩なコンビネーションと身体の強さを持ち合わせたハイブリッドなタイプだと思っていたのだが。

最初にも言ったように今回のアブラハム戦は本当に楽しみにしていた。ゴロフキン戦ではまったくいいところなく無様に敗れ去ったマレーだが、アブラハムが相手であればいい試合になるのではないかと期待していたのだ。多彩なコンビネーションを持つマレーと攻防分離のアブラハム。この2人のコントラストを本当に楽しみにしていたのである。

だが、ダメだった。
マレーがアブラハム相手でもここまで消極的な試合をするとは思っていなかった。
どうしたんだ? マーティン・マレー。
ゴロフキン戦以来、パンチに対する恐怖心が身体に染みついているのではないのか?

「ゴロフキンvsマーティン・マレー戦11回TKOで13度目の防衛とともに13連続KO防衛に成功」

中途半端に両手を前に出して、お手上げのようなポーズでのブロック。一発いいパンチをもらうたびにへっぴり腰で組みつきにいく姿勢。後ろ向きな精神が災いしてか、得意のコンビネーションにもどこか迫力がない。

もし本当にパンチへの恐怖心をぬぐい去れないのであれば、マレーは格闘家としては終わりだ。大けがをしないうちに辞めた方がいい。

115-112、116-111、112-115とこれだけの接戦になったのだからセンスはあるのだろう。ベテランらしくポイントの取り方は熟知している。
だが、肝心のファイティング・スピリッツがこれでは、この選手に未来はないのではないだろうか。依然としてトップレベルの力があることは間違いないのだろうが、あの消極的な試合運びでは観客を感動させることもできない。

2階級制覇に失敗したマーティン・マレー。この日のボクシングがパンチの恐怖心からくるものでないのであれば、今一度自身のスタイルを見つめ直してもう一度トップ戦線に返り咲いてもらいたいところである。
嫌いだけど。

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