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日本vsサモア感想。おっもしれえ試合。動きが多くて白熱した。点の取り合いでも強い日本が観られてよかった【2019.10.5ラグビーW杯】

趣味, 雑談 | 2019年10月7日 | タグ: , , ,

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サモアイメージ
2019年10月5日に愛知県・豊田スタジアムで行われたラグビーW杯日本代表vsサモア代表の一戦。
第3戦目を迎えた1次リーグA組の日本はサモア代表に38-19で勝利。2戦目のアイルランド戦に続く3連勝を挙げ、目標とする予選突破に大きく前進した。

 
序盤からお互いが走力を活かすテンポの速い展開が続いた今回。両チームにブレークダウンでの反則が目立ち、PG合戦の様相となる。
 
そして前半28分にセンターのラファエレ・ティモシーがトライを決め、日本が16-9でリードしそのまま後半を迎える。
 
 
後半に入っても両チームのPG合戦は続き、一時はサモアに4点差まで詰め寄られる流れに。
 
だが14分、36分に日本がトライを奪い、再びサモアを突き離す。
 
ロスタイムに入っても日本は攻撃の手を緩めず、ゴール前のスクラムから最後は松島が左隅にトライ。計4つのトライを奪い、見事ボーナスポイントを獲得しての勝利となった。
 
「ラグビーW杯2019南アフリカ優勝。タックル、セットプレー、モール。南アフリカの持ち味がイングランドをノートライに封じる」
 

日本vsサモア戦おもしろかった!! 誰にでもわかりやすい点の取り合いと高い熱量にくぎ付け

先日行われたラグビーW杯1次リーグA組、日本vsサモア戦をようやく観たのでその感想を。
 
 
まず、何よりおもしろかった
 
両チームともにパスとラン中心の試合運びで、お互いに高速バックスによる外展開が得意。
 
スピーディなパス回しと激しいタックル、密集でのボールの奪い合いが続く動きの多い試合は誰が観てもわかりやすく熱狂できる。
 
実際SNSなどを見ても、前回のアイルランド戦とは違った反応が多かったように感じる。
前回は4年前の南アフリカ戦になぞらえる空気が目立っていたが、今回に関しては少し様子が違う。むしろ「ラグビーがおもしろい」「田中のタックルが盛り上がった」といった、試合内容に対する称賛の方が多く見られた(気がする)。
 
 
そうそう。
何だかんだで両チームがノーガードで殴り合うド派手な試合はおもしろいからね。
 
「日本は奇跡ではなく、アイルランドに勝つべくして勝った。ここまで作戦がすべてハマるとは…!!」
 
アイルランドのディフェンシブで堅実なラグビーはもちろんすばらしいが、どうしてもマニア向けのイメージは強い。それに引き替え、オールブラックスや南アフリカの試合はダイナミックでわかりやすく訴求力もある。
 
「ルールがよくわからないけど、おもしろい」
「会場の雰囲気にくぎ付けになる」
今回の日本vsサモア戦もまさにこういう熱量が感じられる試合だったと言える。
 

サモアの印象はだいたい予想通りだった。日本が4本もトライを取ったのは驚いたけど


具体的な試合についてだが、概ねイメージ通りの展開だったかなと。
 
サモアチームの印象としては、
 
・外展開で走り勝つラグビーが得意
・ディフェンスは出足が遅く全体的に緩い
・横の動きに弱く、近場でのアングルチェンジではゲインを切られやすい
・ラインアウトでは基本的に競ってこない
・普通にやれば日本は勝てる
 
だいたいこんな感じである。
 
「日本vsサモア予想。高温多湿が日本に有利? 普通にやれば何とか勝てると思うけど。点の取り合いになったらヤバいかな」
 
近場でのアングルチェンジに対する弱さ、ディフェンスラインの出足の遅さは顕著で、特に前半はこの部分でかなり日本が有利に試合を進めていた。
 
フォワードの細かいパス回しとライン参加でゲインを突破し、すばやい球出しから大きく外展開。
サモアは基本的にアンブレラディフェンスを採用しているが、出足が遅いせいであまり効果的とは言えない。この試合も走力のある日本のウィング、フルバック陣が裏に出るシーンが何度も見られた。
 
これならだいたい2、3トライくらいは取れるのでは? と思っていたところ、結果は計4トライ。最後まで手を緩めない猛攻には多少驚いたが、まあ、今の日本ならこのくらいはやれるはず(震え声)。
 
「日本vs南アフリカ感想。先にバテたのが日本だったな。自陣にくぎ付けにされたのが…。田村負傷、姫野通用せず」
 

サモアに見られた成長。W杯に入ってからチームとしてまとまってきている

ただ、若干予想外だったのがサモアにチームとしてのまとまりがあったこと。
 
過去の試合を観る限り、このチームの特徴は個人技。
選手個々の能力が高く波に乗れば強いが、フォワードの突進やバックスの展開に意思疎通はあまり感じられない。前回のアイルランド戦でも、アイルランドの重厚なディフェンスの前にハンドリングミスを連発し、最後までまとまりのあるオフェンスは見られなかった。
 
だが、今回の日本戦ではいたるところでチーム全体の底上げがなされていた気がする。
序盤に散々ゲインを切られたディフェンスラインも後半は見事に修正されていたし、オフェンス面もうまく機能していた。
 
特にブレイクダウンからボールを持ち出した選手がサイドを走るゼロチャンネルは効果的で、日本のディフェンスが何度もブラックボックス化していた。
またキック処理の確実性も高く、そこからのカウンターでそのつど日本を慌てさせた。
 
ボールを受ける瞬間のスピードが遅い、ディフェンスの出足が間に合わないなど課題も多いが、少なくとも強いプレッシャーを受けてポロポロしていた前回の姿とは違う。W杯を戦いながらチームとして成長を遂げていることは間違いないと思う。
 
 
惜しかった点としては、34分に初トライを奪った直後にあっさり取り返されてしまったことか。
あの時点で1トライ1ゴールの7点差まで迫ったのだが、そのすぐ後にとどめのトライを許してしまった。仮にあの局面を乗り切れていれば、冗談抜きで「まさか」もあったかもしれないのだが……。
 
「日本は南アフリカにどうやって勝てばいいの? 高速タックルとグラバーキックで4年前の再現を目指すしかないか?」
 
ディフェンスラインの緩さをついた外展開、ハイテンポな球出しとパス回しの日本。
キック処理からのカウンター、深くラインを引いてグランドを広く使うサモア。
 
両チームがお互いの特性を存分に発揮した結果、アクションの多い見応えのある試合になった。繰り返しになるが、今回は本当に誰にでもわかりやすく、なおかつ熱狂できる一戦だったと思う。
 
 
あとはまあ、点の取り合いでも日本は強いというのを証明できたのはよかったかな。
個人的にこのチームはロースコアの接戦が得意だと思っていたので、今回のようにド正面からの殴り合いで勝てたことは今後につながる。


 

ラグビーW杯が盛り上がる理由は日本が強いからでしょ。ラグビーファンは渋谷で騒がないとか、他競技にマウントをとる必要はない

なおこれは余談だが、ラグビー日本代表の活躍を受けてここ最近さまざまな意見が聞こえてきている。
 
「ラグビーW杯が盛り上がる理由は中継に芸能人を使ったりせず、純粋にラグビーのおもしろさを見せようとしているから」
「ラグビーファンは渋谷で大騒ぎしない」
 
うん。
言いたいことはわからんでもないが、実際どうなのだろうか。
ラグビーのW杯が盛り上がる理由など、僕には「日本代表が強いから」としか思えないのだが。
 
以前にもちらっと申し上げたが、国際大会においてホスト国の活躍は大会を盛り上げる上でめちゃくちゃ大きい。
 
地元のチームやホームの選手など、地域性を全面に出して対立構造を煽る手法は大会を成功させるための常とう手段である。
ましてや国際大会は国同士の対抗戦。ファンにとっても地元、自国の応援にいっそう力が入り、結果次第では選手の身に危険が及ぶほどの熱狂を生み出すことも珍しくない。
 
1998年のサッカーW杯でのフランス優勝もそうだし、2002年の日韓共催での日本と韓国の躍進もそう。チームが勝ち上がるたびに国全体が異様な高揚感に包まれ、知らず知らずのうちに誰もがくぎ付けになる。
 
野球で言えば巨人vs阪神やニューヨーク・ヤンキースvsボストン・レッドソックスなど。
また、英国内ではアイルランドやスコットランド、イングランド、ウェールズなどラグビー強豪国がズラッと並び、年1回行われるシックス・ネイションズは毎試合凄まじい熱狂に包まれる。
 
こういう地域同士のプライドを賭けた意地の張り合い、周囲の盛り上がりは他の追随を許さない。
つまりホームチームの勝利、地元選手の活躍というのは大会全体にとんでもない力をもたらすのである。
 
テレビ中継に芸能人を起用するとか、純粋におもしろさを見せようとしているとか。それらはあくまで副次的なものであって、とにかく「日本が強いこと」がラグビーW杯に注目が集まる一番の理由だと僕は思っている。
 
「今の日本は強い」マニアもニワカもそうでない人も一緒に。日本がスコットランドを下し初のベスト8」
 
なので、テンションが上がったからと言ってわざわざ「ラグビーファンは渋谷で大騒ぎしない」などと他競技にマウントを取る必要はない。純粋に観戦を楽めばいいのである。
 
てか、ラグビーファンにも面倒くさいヤツは普通にいるからね。長年不人気スポーツだった反動なのかは知らんが、ああいう陰気な紳士アピールは本当に無意味ですよね。


 

 






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