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「はじめの一歩」とかいう最高のギャグマンガ。滅びの美学への方向転換のために作品の根幹すらもポッキリ折っててワロタw【第1276話感想】

ボクシング観戦, 映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年10月1日 | タグ: , , ,

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パンチイメージ
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2019年9月25日発売の週刊少年マガジン43号に掲載されたマンガ「はじめの一歩」第1276話。
 
 
7年ぶりの同窓会に出かけた一歩は、緊張しながら恐る恐る店の扉を開ける。
すると、先に来ていたクラスメイトが一斉に一歩を見て静まり返る。
 
異様な空気に怖気づき、早々に退室しようとする一歩。
だが、次の瞬間に大歓声が沸き起こる。
 
思わぬ反応に戸惑う一歩だが、実はクラスメイト全員が一歩の到着を待ちわびていたことを親友の梅沢に告げられる。
 
 
そして、梅沢に案内されるがまま席に座ると……。
そこには学生時代、一歩がひそかに思いを寄せていた愛川の姿が。
 
「お久し振りです」
聞けば、愛川は何度か一歩の試合を会場で観たことがあるという。
 
学園のマドンナの変わらぬ優しさに癒される一歩。同時に、いじめられっ子の自分を愛川が覚えてくれていたことも嬉しく思うのであった。
 
「映画「クリード 炎の宿敵」感想。リングでは俺はひとりじゃない。綺麗に次世代に引き継がれた名作」
 

まともに読んでなかった「はじめの一歩」を久しぶりに読んでみたぞ

まず最初に。
僕はここ最近、マンガ「はじめの一歩」をまともに読んでいない。
 
先日申し上げたように、第1267話で描かれた鷹村守vsマイケル・ゴートの一戦が「井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス戦」をそのままトレースしただけだったことに驚き、激しく失望させられた。
 
「「はじめの一歩」が酷すぎる。マンガ史に残る汚点。まさか井上尚弥の試合を丸パクリするとは…」
 
「はじめの一歩」のパワーダウンは今に始まったことではないが、現実の試合を何のアレンジも加えず再現するのはさすがにアカン。何とも言えないところだが、これはマンガ史上稀に見る汚点なのではないか。
 
そんな感じで僕はマンガ「はじめの一歩」を完全に見限り、それ以降はあまり読む気も起こらない状態が続いていた。
 
そして今回、たまたま時間があったので暇潰しも兼ねて久しぶりに読んでみたという流れである。
 

ギャグマンガと化した「はじめの一歩」が最高だった。千堂vsゴンザレス戦決定? そもそもゴンザレスって誰?


約3か月ぶりに手にした「はじめの一歩」。
率直な感想としては「最高だった」
 
「今、再びの問い」
↑このタイトルを見た瞬間にだいたい着地地点の想像はつくわけだが、もはや「はじめの一歩」をギャグマンガとしてしか認識できない人間にとっては最高の展開と言える。
 
 
――メキシコで活躍する友人に思いをはせながら、同窓会の行われている店へ向かう一歩……。
 
ほほう、なるほど。
今回は同窓会編なのね。
 
って、ん?
友人?
メキシコ?
 
ああ、千堂武士のことね。
そういえばメキシコに武者修行中だったな。
 
で、リカルド・マルチネスとスパーリングしてたんだっけ?
肩がぶつかってもつれただけのヤツを「ダウン取ったどー」とかやってたんだったな。
 
それをたまたま目撃したアルフレド・ゴンザレスがブチ切れて、流れで千堂vsゴンザレス戦が決まったんだよな。
 
てか、アルフレド・ゴンザレスって誰?
いたっけ? そんなヤツ。
 
そうか!!
一歩にKO勝ちしたヤツか!!
 
4年前に。
 
「モード・ミキストリ」とかいうクソだせえネーミングで確変起こすんだよな確か。
あまりに昔のこと過ぎて忘れてたわ。
 
まあ「はじめの一歩」の世界では4年なんて3日くらいでしかないからな。平常運転ですわ。
 
「「はじめの一歩」が連載終了待ったなしなわけだが、そろそろ俺の意見を言ってみようか」
 

愛川さん告白キター!! 同窓会ロマンスあるか? 酒の勢いでやらかすのか?

元クラスメイトから予想外の歓迎を受け、戸惑いを隠せない一歩。
 
梅沢に案内された席に座っていたのは……。
クラスのマドンナであり、一歩がひそかに憧れを抱いていた愛川さんだった。
 
学生時代の思い出話に花を咲かせ、一歩は感慨深げに当時を振り返る。
 
そして、一次会を終えた2人は方向が一緒だったこともあり、連れだって帰ることに。
 
「男性声優「この声は卑怯だろ」ランキング。一度聞いたら忘れない、耳に残るイケボベスト7」
 
道中、ふと愛川さんが立ち止まり、静かに語り始める。
学生時代に一歩に何度も声をかけたのは、自分なりに勇気を出した結果だったのこと。しかも、今も変わらずその思いは続いており、試合を観に行ったのも一歩に会うためだったという。
 
まさかの告白キター!!!
久美、板垣妹、飯村に続いて4人目キター!!!!
 
これはアレか?
愛川さんにパックリいかれんのか?
噂に聞く同窓会ロマンスってヤツか?
青木&トミ子ばりのくそったれアダルト展開くるか?
 
 
愛川「今日会えるの、楽しみにしていたの」
愛川「彼女は?」
一歩「……」
愛川「嘘でもいないって言ってくれれば、今夜よかったのに……」
 
いや、しょーもなww
わかってたけど、しょーもなww
 
ここまでパカパカモード()のクラスのマドンナをパックリいかねえって……。人としては正解でも、男としては完全にアウトだろ。←コイツ最低だなw
 
 
マジな話、このマンガはいつまで主人公のウザいラブコメを続ける気なのか。先日連載30周年を迎えたらしいが、恋愛に関してはいまだに同じパティーンをリピートしてやがる……。
 

「強いって何だろう」の答え? これは実質復帰宣言ですよね。パンチドランカーの自覚症状もあったのに

愛川と別れ、いつもの河川敷を歩く一歩。
そこはかつて鷹村と出会い、10枚の木の葉を掴みとった場所。一歩にとっては原点とも言える大事な場所である。
 
 
落ちてくる木の葉をジャブで掴んだ一歩は、愛川に言われた「幕之内君は、あの頃のままね」という言葉を思い出していた。
 
生まれ変わりたいと誓ったこの場所で、すべてが始まった。
長い冒険をしてきたつもりだった。
だが、実は何も変わっていなかったのかもしれない。
 
強いって何だろう。
その答えは出ていない。
 
 
はい、きました。
実質的な復帰宣言出ちゃいました。
 
パンチドランカーの自覚症状もあり、医者に「このままダメージを受け続けるのはあまりにも危険」「次の1発で発症する可能性もある」とすら言われたのに。
 
1年9か月前に。
 
「あしたのジョー」の矢吹丈は最後までパンチドランカーを隠し続けたが、一歩は会長にもガッツリ報告済み。滅びの美学に舵を切るにしても、いろいろな面で無理がある気がしないでもない。
 
復帰フラグは山ほど立ってたけど。
医者「驚異的な回復力だ…!!」とでもやれば何とでもなりそうだけど。
 
「幕之内一歩が復帰する気満々の件だけど。通算成績26戦23勝3敗(23KO)、日本フェザー級王座防衛8度」
 

モテモテなリア充一歩。いや、それはダメだろ。一歩の学生時代は暗黒以外あり得ないんだよ

そもそも論として、今回愛川さんを再登場させたのは個人的に最悪だったと思う。
 
・クラスのマドンナ
・一歩がひそかに思いを寄せていた女性
・実は愛川さんも一歩のことが好きだった
 
いやいやいやいや。
それはダメでしょ。
 
もともとこの作品は「自分が生まれ変わりたい」「弱かった自分と決別したい」というのが出発点だったはず。作品名の「はじめの一歩」でもわかるように、ダメダメだった自分から脱却するために一歩を踏み出す勇気こそが最大のテーマと言える。
 
つまり、必要なのは果てしない絶望であり、圧倒的な黒歴史。
自分の過去を全否定することがすべての前提で、そこには一片の希望すらもあってはならない。実はクラスのマドンナと両思いでしたなど、もってのほかであるw
 
というか、一歩がモテるのはあくまでボクシングをやっているからであって、いじめられっ子時代の一歩はお呼びではない。
普段のおどおどした雰囲気とリング上での鬼気迫る表情。ここのギャップに女性陣は萌えるわけで、おどおどしたままいじめられるだけの一歩にクラスのマドンナが惚れるわけがないのである。
 
ん?
愛川さんだけは当時から一歩のよさに気づいていたって?
だったらなおさらダメですよ。
 
抜群の容姿に加え、自分の気持ちも素直に言えない奥ゆかしさと、卒業から7年経っても思い続ける一途な(キモい)女性に惚れられるって、それ単なるリア充じゃん。「はじめの一歩」を踏み出す勇気なんか必要ないじゃん。
 
それをわざわざ「強いって何だろう」「答えは出ていない」の件をやるためだけに、作品の根幹をポッキリ折るって……。
 
いろいろな意味で最高のギャグマンガですよね。
 
「はじめの一歩ベストバウトランキング7選。やる意味ないと思ったけど、やっちゃいます」
 
「井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス戦」の丸パクリといい、相変わらず越えてはいけないボーダーラインをあっさり踏み越えていきやがる。
 
大股で。
何の躊躇もなく。
 
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