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ワイルド・スピード/スーパーコンボ感想。家族愛に溢れたピッコロとベジータがひたすら壊しまくる。ラグビーW杯リスペクトのローテククライマックス

映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年8月7日 | タグ: , ,

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映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」を観た。
 
〜〜〜〜〜
 
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」(2019年)
 
元FBI特別捜査官ルーク・ホブスは現在LA住まい。毎朝トレーニングに精を出しつつ、1人娘のサマンサと穏やかな日常を送っていた。
 
一方、元MI6エージェントのデッカード・ショウはロンドンで優雅な独身生活。高級スーツに身を包み、高級スポーツカー駆るクールな毎日を謳歌する。
 
そんな2人のもとに、姿を消したMI6の女性エージェント・ハッティの捜索、保護の協力要請が舞い込む。
ハッティは任務中、突如として新型ウイルス兵器とともに姿をくらましたという。
 
 
もともと犬猿の仲であるホブスとショウ。
最初は「こんなヤツと誰が組むか」とお互いを強く拒絶するが、ハッティがショウの実の妹であること、持ち去られた新型ウイルスが全人類を滅ぼす危険性をはらんでいることなどを知り、しぶしぶ協力することに……。
 
 
妹救出のため、闇の組織・エティオンの本部に乗り込んだ2人。
だが、彼らの前に圧倒的な戦力を誇る改造人間ブリクストンが立ちはだかる……。
 
〜〜〜〜〜
 

 

 

見どころ満載、満足度の高い作品。でも、あくまで“予想通り”で予想以上ではなかったな

以前の記事で「めちゃくちゃ楽しみにしている」と申し上げた「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」。
シリーズ屈指の肉体派かつ犬猿の仲の2人、ルーク・ホブスとデッカード・ショウを主人公に据えたスピンオフ作品である。
 
そして、先日の公開に伴いさっそく映画館で観てきた次第である。
 
「「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」が楽しみでしかない件w ピッコロとベジータの共闘なんて、俺たちが夢見たスピンオフだろ?」
 
まず例によって率直な感想だが、予想通りよかった
大きな期待を持って映画館に足を運んだ結果、その期待にたがわぬ出来。個人的には非常に満足度の高い作品と言える。
 
ただ読んで字のごとくなのだが、あくまで予想通り。よくも悪くも想定の範囲内というか、予想を超えるほどのインパクトはなかった。
 
一応言っておくと、おもしろかったことは間違いない。
序盤から豪快なアクションが盛りだくさんで、中盤から終盤にかけてのカーチェイスや怒涛のぶっ壊しなど見どころは満載。文句なしにすばらしい作品だったと思う。
 
だが、その分若干食傷気味だったことも確か。全編136分とやや冗長で、正直「長いな」と感じる部分もちらほら。できればもう少しコンパクトにまとめてもよかったのかなぁという気がしないでもない。
 
とはいえ、全体を通して言えば観て損はないと断言できる。
 
「ドラゴンボール」でいうところのピッコロ=ホブスとベジータ=ショウが手を組み、最強最悪の改造人間ブリクストン=セルに挑む構図は垂涎間違いなし。溢れ出るワクワクを止めることは不可能であるww

 
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ホブスとショウの水と油っぷりがすばらしい。どちらも家族思いで愛情表現が下手くそ


そして実際の内容について。
 
よかった点としては、ホブスとショウの対比がすばらしかったこと。
 
肉体派で熱血漢のルーク・ホブス。
戦闘では巨漢を活かした剛腕で相手をなぎ倒すタイプで、トラックや戦車などのゴツくてパワフルな車を好む。とにかくすべてのスケールが大きく、「ワイルド」という言葉がピッタリの男である。
反面、1人娘のサマンサにはメロメロで親バカな部分も持ち合わせる。そのギャップが何とも言えない魅力を醸し出すキャラクターと言える。
 
それに対し、とにかくクールでスタイリッシュなのがデッカード・ショウ。
普段から高級スーツ姿でマクラーレン720Sを駆り、群れを好まず優雅で気ままな独身生活を謳歌する。
特殊部隊出身のために運転技術や潜入、武器の扱いに精通し、多人数を1人で蹴散らす全方位的な戦闘スタイル。
また、家族思いの一面もあり、服役中の母親マグダレーン・ショウに定期的に面会に行く。母親の前では普段のスマートな佇まいとはうって変わり、妹との関係を問い詰められてたじたじになる姿からは大いに人間味を感じることができる。
 
 
熱血でまっすぐなホブスと、クールで皮肉屋のショウ。水と油のように相容れず、ことあるごとに反目しあう2人。
 
どちらも家族を大切に思ってはいるが、愛情表現が下手くそで関係がギクシャクしているという共通点も持つ。各々の家族との愛が深まるにつれ、両者の間にも奇妙な絆が生まれる様子はなかなか胸にくるものがある。
 
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また、クライマックスのバトルもよかった。
車や建物をぶっ壊しまくる近代的なシーンが満載の前半から、上半身裸の筋骨隆々な男たちによる肉弾戦が繰り広げられる後半。重火器類を使わないローテクなぶん殴り合いはかなり新鮮だった。
 
てか、さすがにハカは寒かったけどね。
2019年開催のラグビーW杯リスペクトなのかは知らんが、あのシーンはさぶいぼが止まらなかったっすわww
 

ヴァネッサ・カービーが最高だった。色気とクールさが同居するサブミッション使い

また、本作で新たにファミリー入りを果たしたハッティ・ショウ役のヴァネッサ・カービーもいい。

 
「ワイルド・スピード」シリーズはカーチェイスがメインの作品ではあるが、強敵との格闘シーンもそれに匹敵するほどの見どころとなっている。
特に女性キャラが華麗に敵を蹴散らす様は必見。ミシェル・ロドリゲスやガル・ガドットなど、過去作品で強い印象を残したキャストは多い。
 
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それらと比べても、今回のヴァネッサ・カービーはひときわ輝きを放っている。
色気たっぷりの挑発で相手を惑わせ、打撃とサブミッションで大男を次々に地に這わせる。剛腕のホブス、リズミカルでスマートなショウとも異なる三者三様の戦闘スタイルは観る者を飽きさせない。
 
しかもショウファミリーの一員らしく、どんな状況でもクールで斜に構えた佇まいを崩さない徹底ぶり。
マジな話、歴代の女性キャラの中でもハッティはトップと言えるかもしれない(僕の中では)。それくらい今作のヴァネッサ・カービーはよかった。
 

ちょっとオサレ過ぎだったかな。インフレが止まらない中でもB級感を失わないのが魅力なんだけど…


続いて個人的にいまいちだった点。
 
これは僕だけかもしれないのだが、全体的にオサレ感を出し過ぎだったかなぁと。
 
2001年にスタートした「ワイルド・スピード」シリーズも今回で9作目。最初はドラッグレースに興じるストリート・レーサーたちの縄張り争いだったはずが、回を経るごとに規模が拡大し続け、ついには世界を守る壮大なお話に。
 
前作の「ICE BREAK」では原子力潜水艦が氷の海を突き破るなど、初期のドラッグレースの面影はほぼ見当たらない。
 
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ただ、デパートの駐車場から車の雨を降らせたり、北極を車で疾走したりとバカバカしいことをクソまじめにやるピュアさは健在。製作費が膨れ上がりキャストも増えたが、その中でも失われないB級感こそが「ワイルド・スピード」シリーズの魅力でもある。

 
ところが、今作ではその部分がやや薄れた印象。
ホブスとショウの対比を強調するあまり、リズミカルで気取った空気うを前面に押し出し過ぎた感が強い。「ワイルド・スピード」シリーズのB級的な雰囲気というより、今作はどちらかと言えば「オーシャンズ11」に近い匂いがした。

 
もしかしたら、今作を観て「ワイルド・スピードはこんなのじゃない」と幻滅するファンの方もいるのではないか。
 
まあ、ジェイソン・ステイサムを主役に据えた時点である程度は仕方ないとは思うけど。
 

ブリクストンがチート過ぎる。ついにそこに手を出したか。改造人間を登場させちゃうとキリがなくなるんだよな

そして表題の件。
ラスボスのブリクストン、チート過ぎ問題。
 
僕が今作においてもっとも微妙だと思っているのが、ブリクストンのあまりの無敵さ加減である。
 
闇の組織・エティオンによって生み出された強化人間ブリクストン。
銃も効かず相手の攻撃はすべて先読み。遠隔操作で無人のバイクを呼び寄せ、瓦礫の山からも楽々生還してみせる。
役を演じたイドリス・エルバが言うように、まさしく「兵器の力を持った人間」と呼ぶにふさわしい。
 
いや~~。
何と言うか、とうとうそこに手をつけてしまったかと。
 
繰り返しになるが、「ワイルド・スピード」シリーズのスタートは街のいちびり同士のドラッグレース。そこから徐々に規模が拡大し、いつの間にか犯罪組織との全面戦争や国家ぐるみの陰謀に巻き込まれることに。そして、今では世界を救うダークヒーローとして、CIAからも一目置かれるまでに成長(?)を遂げている。
 
また、作中に登場するマシンも単なる改造車から戦車、戦闘機、ヘリコプターとどんどんエスカレートし、ついには原子力潜水艦を沈没させる事態に。
 
インフレによるパワーバランスの崩壊はアクションものの宿命ではあるが、それでも「ワイルド・スピード」シリーズに登場するキャラクターは常に生身の人間
つまり、インフレを起こすのはあくまでもマシンや重火器類で、登場人物は普通の人間だったはずなのだが……。
 
今作でついにその法則を破り、改造人間を登場させるというウルトラCを発動。
 
いや、それをやったらダメだからw
いくら筋肉マニアの2人でも、「ブレイド」と「マトリックス」を足して2で割ったようなヤツに勝てるわけがねえからww

 

 
マジな話、これをやってしまうとキリがなくなる。
次回作以降もブリクストンを超える存在をどんどん出さなくはならないし、人智を超えた存在であればあるほど戦闘シーンにも無理が生じる。
 
人間そのものをインフレさせ過ぎた末路は「ターミネーター」シリーズを観れば明白過ぎるくらい明白である。

「私は機械ではない」
「人間でもない」
「それ以上だ」
 
以前にも申し上げたが、それ以上になっちゃダメなんだよww
 
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まあ、今作はあくまでスピンオフだし、長年続いてきた「ワイルド・スピード」シリーズも残り2作で終わるとのこと。恐らく無茶なインフレが起きる前に作品自体は収束すると思われる。
 
などと言いつつ、今回の終わり方を見ると「ホブス&ショウ」は本編とは別ルートで継続していきそうな気もする。ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンの仲も微妙らしいしね。
 
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