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すっげえ…! ウィリアムスがハードに勝利。Mr.まあまあの人が怪物王者を攻略。クリンチの少ないクリーンなボクシングって?【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2019年5月13日 | タグ: , , ,

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グローブイメージ
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2019年5月11日(日本時間12日)、米・バージニア州で行われたIBF&WBA世界S・ウェルター級タイトルマッチ。同級王者ジャレット・ハードにIBF1位、WBA4位のジュリアン・ウィリアムスが挑んだ試合は3-0(116-111、115-112、115-112)でウィリアムスの勝利。見事アップセットを果たすとともに、ジャレット・ハードが初黒星を喫した試合である。
 
 
開始直後からガードを高く上げ、左手を突き出して距離をとるウィリアムスに対し、王者ハードはいつも通りのL字スタイルで近づく。
じわじわと両者の距離が詰まる中、ウィリアムスの鋭いワンツーがハードの顔面にヒット。当たりは浅いがスピーディな連打にハードは得意のカウンターを返す余裕がない。
 
そして、距離を詰めてのインファイトではウィリアムスがハードの腕を抑えてうまく動きを封じる。そのまま肩で一瞬スペースを作り、コンパクトなワンツーを顔面に叩き込んでいく。2Rにはウィリアムスの右フックでハードがダウンを喫するなど、完全に試合の主導権を握る展開。
 
中盤はやや失速したウィリアムスだが、終盤には再びギアチェンジ。近場での激しい打ち合いを制し、そのままペースを渡さず試合終了。見事3-0の判定で念願の初戴冠を果たした。
 
 
なお、敗れたハードはさっそく再戦を希望しているとのこと。
 
「伊藤雅雪vsジャメル・ヘリング予想。クソアウェイでがんばれ伊藤雅雪。てか、ヘリングに豪快に裏切られたことがあるんだよなw」
 

“Mr.まあまあの人”ジュリアン・ウィリアムスが怪物王者ジャレット・ハードに勝利。まさかの結果にビックリした

怪物王者ジャレット・ハードがまさかの敗戦で王座から陥落した。
僕自身は直前までこの試合の存在すら知らず、ハードがヤバいことになっていると聞いてビックリした次第である。
 
 
初戴冠を果たしたジュリアン・ウィリアムスだが、僕の中では「Mr.まあまあの人」
 
まあまあ身体が強く、
まあまあスピードもあり、
まあまあ当て勘もいい。
 
すべてのパラメータが中の上くらいで、レベルは高いが全体的に突出したものがない。
常にトップ戦線の上位に位置する選手ではあるが、巨大化が進みまくった今のS・ウェルター級王者と比べるとスケール不足。2016年には現ミドル級王者のジャーマル・チャーロに健闘したものの、馬力と1発の威力で撃沈。王座を獲得するにはほんの少し物足りないという印象の選手だった。
 
なので、このマッチメークを聞いたときは「ハードが倒すか、ウィリアムスが最終ラウンドまで粘るか」「ハードの勝ち方が問われる試合」などと思っていた。
 
それがまさか、ジャレット・ハードに勝ってしまうとは。
この結果には多くの方が驚いたようだが、もちろん僕もその1人。ジュリアン・ウィリアムスという選手を侮っていたことを心から謝罪させていただきたいww
 
「メイウェザーが神である理由。「カネロ戦はイージーだった」。ビジネスはセンスとタイミング。意思の強さが必要」
 

超接近戦でジャレット・ハードを圧倒。これが本当の「コンパクトなパンチ」


具体的な感想だが、今回の試合はジュリアン・ウィリアムスがめちゃくちゃうまかったと思う。
 
恐らくウィリアムス陣営はジャレット・ハードをたっぷりと研究し、クソほどシミュレーションを重ねてこの試合に臨んだのだと思う。そして、その作戦をブレずに最後までやりきり、パワフルなハードを見事に抑え込んでみせた。
 
ウィリアムスの対応力や根気よさ、この試合にかける意気込みがすべていい方向に出た試合だったのではないか。
 
「再戦でエストラーダがシーサケットに勝利。この2人は噛み合いすぎるよな。DAZNの対応の悪さ? 村田諒太の責任だろうな」
 
開始直後は左腕を高く前に突き出し、ハードの眼前で小刻みに揺らす。
そして、スピーディなジャブ、ワンツーを軽くヒットし、すぐに構えを戻す。
ハードに得意のカウンターを打つ暇を与えないスピードで、なおかつ警戒心を植え付ける威力を保ちつつ。前に突き出した左腕をつっかえ棒にして距離をキープすることで、ハードはいつものように無遠慮に前進することができない。
 
序盤のウィリアムスはどことなく漫画「はじめの一歩」に出てくる沢村竜平を彷彿とさせた(沢村竜平が好き過ぎて申し訳ないww)。
 
 
また、2R目以降は自ら距離を詰め、超至近距離での打ち合いを挑む。
 
頭を押しつけるように身体を密着させ、左腕をハードの右腕に絡める。
左肩で一瞬スペースを作り、鋭いワンツーを顔面に叩き込む。
すぐさま身体を密着させ、今度は左足を外側に踏み込み右ボディ。無理やり押し込もうとするハードの力を利用し、うまく芯をずらしてスペースを確保する。
 
常に頭の位置を変えて的を絞らせず、腕を掴んで動きを封じる。
さらに、真ん中があけば、足を踏みかえてのアッパー。
 
 
いや、すごい。
まさか接近戦でここまでハードを圧倒するとは。
 
正面衝突で当たり負けしないフィジカルありきの話ではあるが、このインファイトはマジでお見事だった。
 
 
ためしに今年1月の井上岳志vsハイメ・ムンギア戦と比べてみたのだが、至近距離での精度と芸の細かさが井上岳志とは段違い。
強フィジカルで距離を詰めて懸命に腕を振るが、命中率は低い井上岳志。それに対し、肩や肘を使ってスペースを確保し、足腰の回転で威力と精度を両立するウィリアムス。
 
「大健闘の井上岳志。ハイメ・ムンギアに3-0の判定負け。でもめちゃくちゃカッチョよかったよな」
 
どちらも接近戦に活路を見出した試合ではあるが、インファイトの技術? 経験値? には大きな差があった気がする。何となくだが、こういうのを本当の「コンパクトなパンチ」と呼ぶんだろうなと。
 
 
というか、「クリンチの少ないクリーンなボクシング」って何すかね?
たまに耳にする言葉ではあるけど。
 
真正面から打ち合う→クリーンで華麗
クリンチを多用して相手のよさを消す→ダーティでスポーツマンらしくない
どうもこのイメージが強過ぎる気がしないでもない。
 
僕自身、今回のジュリアン・ウィリアムスがダーティでスポーツマンらしくなかったとはとても思えないのだが。
 
「応援しない理由が見当たらん中谷正義vsテオフィモ・ロペス。勝てばvsリチャード・コミー? 通過点の試合を無傷で乗り切れ」
 

想定外の事態にハードは何もできず。近場で勝負すれば勝てるはずが……

逆にジャレット・ハードは何もさせてもらえなかったというか、引き出しの少なさを露呈したというか。
 
今までのボクシングがうまく機能せず、Bプランを用意していたわけでもない。
「自分のスタイルを貫き通せば普通に勝てる」という自信があったのかは不明だが、初めて迎えたピンチにうまく対応できなかった感が強い。
 
 
申し上げたように、この選手が得意とするのはカウンター。
L字気味の構えと上半身のクネクネディフェンスで攻撃の芯を外し、反動をつけてカウンターを打ち込む。
少々の被弾は気にせず圧倒的な打たれ強さと強フィジカルを活かしてゴンゴン距離を詰める。そして、パワフルな1発と無尽蔵の体力で試合後半に仕留めるスタイル。
 
エリスランディ・ララやオースティン・トラウトといった階級屈指のテクニシャンも、ハードの強フィジカルに耐えきれずに嫌倒れさせられた。
恐らく本人も接近戦には絶対の自信を持っていて、「前半振り回されても後半になれば何とかなるだろ」という考えがあったのかもしれない。あれだけ芯を食ってもケロッとして前に出続ける打たれ強さは意味不明な不気味さすら感じさせた。
 
「ルイスがジョシュアに勝利! 動けるデブが動ける2mに勝利! 19年ぶりの何してくれてんねん案件やな」
 
だが、今回は得意な接近戦で打ち負けるというまさかの事態に。
真正面から身体を密着させられ踏ん張りが効かず、右腕を絡めらてL字も機能しない。また、空いた左で打ち込もうにも、その瞬間に頭の位置を変えられボディ、顔面に強烈なパンチが飛んでくる。
 
「逃げる相手を根気よく追いかける」「近場で勝負すれば勝てる」という大前提が崩れ、その次のプランもない。今回は要所でウィリアムスに打ち負け後退させられるシーンが目立っていたが、想定外の状況に冷静さを失い、体力も奪われてしまったのかも……。
 
コンディション不良や減量苦があったのかは不明だが、少なくとも僕にはそうは見えなかった。むしろ、ウィリアムスに翻弄されてパニくった結果、接近戦で体力を吸い取られたと考える方が正解な気がする。
 
「攻略されちゃってたな…。ドグボエがナバレッテに再戦でKO負け。そこでいくらぶん回しても届かないのよ」
 

S・ウェルター級の状況がわずか1年弱で一変した。巨神兵同士の統一戦は幻に


しかしアレだな。
ついこないだまで巨神兵たちが席巻していたS・ウェルター級戦線が、あっという間にこんな状況になるとは。
 
エリクソン・ルビンを凄まじい一撃で瞬殺した結果、KOを意識するあまり手が出ずトニー・ハリソンに敗戦を喫したジャーメル・チャーロ。
接近戦での対応力と減量苦により、当初のインパクトが薄れたハイメ・ムンギア(王座返上→ミドル級進出?)。
そして、“Mr.まあまあの人”ジュリアン・ウィリアムスに研究され、引き出しの少なさを露呈したジャレット・ハード。
 
パンピーには手に負えない巨神兵が王座に君臨し、あとは彼らの潰し合いを待つのみだったはずが、わずか1年未満でその全員が消えてしまうとは(消えてない)。いろいろわからんもんでございます。
 
いや、もちろんハードに勝利したウィリアムスは文句なしにすばらしいし、今回の試合は感動的ですらあった。ハイメ・ムンギアを苦しめた井上岳志やデニス・ホーガンのがんばりも印象的で、それぞれにとんでもないドラマ()があったことは間違いない(チャーロ弟vsハリソン戦は観ていない)。
 
「ムンギアvsホーガン感想。ホーガン大健闘! まさかの展開にビックリした。苦戦と聞いたのでてっきりインファイトかと…」
 
ただ、規格外の巨人同士のド迫力な統一戦を期待していた身としては、今の状況はちょっと残念だったりもする。この先、あれだけ意味不明な巨神兵が勢揃いすることはなかなかないと思うので。
 
 
何だかんだでデカさとはすべてを凌駕するロマンなのであるww
 
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