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映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が予想外におもしろかった件。スケールが小さいだって? それがいいんじゃねえかww【感想】

映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年5月5日 | タグ: , ,

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映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観た。
 
〜〜〜〜〜
 
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018年)
 
かつて大勢の観客で賑わっていたジュラシック・ワールド。だが、遺伝子操作で作られた恐竜インドミナス・レックスが園内を混乱に陥れたことでパークは閉鎖。3年の時が過ぎようとしていた。
だがパーク閉鎖後も、イスラ・ヌブラル島では相変わらず恐竜たちが島じゅうを我が物顔で闊歩している。
 
ところが、突如起きた噴火により火山の活動が活発化し、恐竜たちは生命の危機にさらされてしまう。
 
 
かつてジュラシック・ワールドの運営管理者だったクレアは、現在は恐竜保護を目的とした団体「Dinosaur Protection Group(DPG)」を設立、保護運営に取り組んでいる。そして、イスラ・ヌブラル島の危機を知り、ひどく心を傷めるのであった。
 
そんなある日、クレアは故ジョン・ハモンドのビジネスパートナーであるベンジャミン・ロックウッドからの支援を受け、恐竜救出のために再びイスラ・ヌブラル島に向かうことを決心する。と同時に、元恐竜監視員で別れた恋人でもあるオーウェンに同行を依頼する。
 
ところが、オーウェンは危険が大きすぎるとしてクレアの依頼を拒否。
困ったクレアは、かつてオーウェンがかわいがっていたラプトル「ブルー」との思い出を語り、オーウェンの心を動かそうとするが……。
 
 
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めた2018年公開のアメリカ映画。1993年の大ヒット映画「ジュラシック・パーク」のシリーズ第5作目にあたる作品である。
 
〜〜〜〜〜
 

 

 

やべえw 世間の評判とは裏腹に「ジュラシック・ワールド/炎の王国」がおもしろかったw

「ジュラシック・パーク」シリーズ第5作、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観たのでその感想を。
 
まず、何よりおもしろかった
 
視聴前にいろいろな方のレビューを読み漁ったのだが、評判はいまいち。
 
「スケールが小さい」
「前半ですべて終わった」
「後半からのちょこまかした展開はジュラシック・パークではない」
「過去作のオマージュはいいから、おもしろくする努力をしろ」
などなど。
 
どのレビューサイトを見ても、5点満点で概ね3.5点前後。
「前半はよかったけど、後半からがグダグダで中途半端」という評価が目立っていた。これは正直、「ジュラシック・パーク」シリーズの期待値の高さを考えれば、期待外れと言われても仕方ない。
 
なので、僕としても大して期待せずに観た次第である。
 
 
うん、予想以上におもしろかった。
僕のメンタルもあったのかもしれないが、少なくともインドミナス・レックス無双の前作よりはよかったと思う。
 
スケールが小さい?
ええやん、そういうジュラシック・パークがあっても。
ああいうルパン三世的な雰囲気も嫌いじゃないっすよ?
みたいな。
 
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二部構成で展開される今作。イメージ的には2作目の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に近い


今作の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は、大雑把に分けると二部構成で展開される。
 
前半はイスラ・ヌブラル島での恐竜救出パート。
島に入ったクレアとオーウェン一行がラプトルのブルーと遭遇するが、ケン・ウィートリー率いる傭兵部隊の裏切りによってブルーを奪われてしまう。
と同時に、今回の作戦が恐竜の救出と称した金儲け目的のものだったことに気づかされる。
 
で、後半からはベンジャミン・ロックウッドの屋敷内で起きる大パニック。
イーライ・ミルズの陰謀により、囚われの身となったオーウェンとクレアが機転を利かせて脱出に成功。たまたま隣の檻にいたスティギモロクをけしかけ、地下でオークション中のバイヤーたちのど真ん中に解き放つ。その混乱に乗じてメイジー・ロックウッドと合流し、ブルー救出に向かう流れ。
 
イメージ的には、第2作目の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に近い
 
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ピークと言われた前半部分が僕にとってはいまいちだった……。登場人物に魅力が足りないんだよな

そして、多くの方が評価する前半部分だが、個人的にはいまいちだった。
 
理由ははっきりしていて、登場人物の魅力のなさ
これが一番大きい。
 
とりあえず「ジュラシック・パーク」シリーズのようなパニックムービーには、それをうながす厄介者が必要になる。第1作目で言えば、うざいガキ2人。第2作目で言えば、主人公イアンの恋人である古生物学者のサラ。
 
無駄に好奇心旺盛で、不必要にいろいろなことに首を突っ込みたがる。そのつど断れるか断れないかのギリギリの要求を突きつけ、一行をピンチに陥れる。主人公の活躍によって結果的に命拾いしつつ、くだらない正義感を振りかざすというパティーン。
 
主人公に感情移入させるための当て馬というか、味方だけど敵というか。とにかく「うざいキャラ」というヤツ。
 
「「ジュラシック・パーク」は壮大な人間観察を記した資料映像だった? 主要人物が全員イラつくってすごくないっすか?」
 
だが、今作の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」にはそれがない。
オーウェンは相変わらずナイスガイだし、前作の「うざいキャラ」担当だったクレアの親戚のガキ2人も今回は登場しない。同行したフランクリン・ウェブやジア・ロドリゲスも個性的ではあるが、オーウェンを振り回すほどのアクの強さは感じられない。
 
つまり、全員が最初から同じ方向を向いていてつまらない。
バラバラだった一行がどうにもならない困難を前に仕方なく手を組み、その過程で友情、愛情が芽生える。パニックムービーにはこういう王道の流れを期待しているのだが、今作は人間関係が平穏すぎて若干張り合いがない。
 
 
また、オーウェンを裏切る傭兵部隊の隊長ケン・ウィートリーのキャラクターも微妙だった。
ブルーに平然と麻酔弾を撃ち込み、激昂したオーウェンに対してもニヤニヤしながら麻酔弾を撃ち込む。恐竜を捕獲するだけでなく、動けない恐竜の歯をナイフで刈り取り、ネックレスにするのが趣味。
しかも最後はインドラプトルに涙を流して命乞いをしながら食われるというクソっぷりとともに退場する。
 
このハゲ、はっきり言って嫌悪感しかない
無残に殺されることで視聴者をスカッとさせたかったのだとは思うが、終始小物感が拭えなかったせいで残尿感が凄まじい。首から上をパックリいかれたイーライ・ミルズのような爽快感は皆無だった。
 
同じハゲでも「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の恐竜ハンター団隊長ローランド・テンボは男気溢れるイカしたキャラクターだったのだが、アレとは大違い。
まあ、ローランドに関してはなぜあんなにカッチョよくしたのかはいまだに不明ではあるがww
 
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後半からのロックウッド邸がサイコーw 緊張と緩和に過去作品のオマージュ。あそこは間違いなく「パーク」だった


で、問題の後半。
世間的には評判の悪いベンジャミン・ロックウッド邸でのパートだが、申し上げたように僕にとってはめちゃくちゃおもしろかったww
 
まず、何と言っても恐竜のオークションというのは新鮮だった。
暇を持て余した金持ちたちが高級車で次々と到着し、地下に集結する。そして、鉄格子に入れられ一頭ずつ紹介される恐竜に食い気味で値段をつけていく。主催者であるイーライ・ミルズの目が$マークに変わっていくあの悪趣味な感じ、マジで嫌いじゃないww
 
ちと古いが、僕は漫画「幽☆遊☆白書」の雪菜編、垂金権造邸で行われたBBC(ブラック・ブック・クラブ)による人間vs妖怪の勝敗ギャンブルを思い浮かべてしまった。

 
で、オーウェンとクレアが突入してからのパニック具合もいい。
遺伝子操作で作られたインドラプトルの圧倒的戦闘力、高い知能に怯えつつ、ブルーのもとにいるウェブとジアを探す2人。途中でロックウッドの孫娘メイジーと合流し、3人は広い屋敷内を縦横無尽に駆け回る。
 
そうそう、この緊迫感ね。
息を呑むような緊張から緩和、パニックの中に過去作品のオマージュを織り交ぜ、さらに回想シーンによってオーウェンのブルーに対する思いを上乗せする。
 
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地鳴りとともに大草原を疾走するわけではない。
長い首で草木を食べる巨大な恐竜が登場するわけでもない。
これまでの作品と比べれば確かにスケールダウンした感は否めない。
 
だが、屋敷内で繰り広げられる恐竜とミルズ一派、オーウェン一行による三つ巴の戦いは間違いなく「ジュラシック・パーク」のそれ。ロックウッド邸という場所を見事に「パーク」に変えてみせた。と言ったら言いすぎか?
 
正直、メイジーをクローンにする必要性はあまり感じなかったけどね。
 

ついに禁断の扉を開けてしまったか…。恐竜が野生化した世界を実現したら、何でもありになっちゃう

ただアレだ。
ラストに関しては「ちょっとどうなの?」とは思ったかな。
 
このままでは邸宅内にガスが充満し、恐竜たちは助からない。だが、当然のことながらここは島ではない。入り口を開けてしまえば最後、恐竜たちはオーウェン一行の手に負えない場所に行ってしまう。
そんな彼らの葛藤を横目に、恐竜たちに同情したメイジーはためらいなく入り口を開けてしまう……。
 
いや〜、ついにやってしまいましたか。
恐竜が当たり前に存在している世界ではなく、恐竜が当たり前に野生化した世界
ラストを後味悪いものにしないためには仕方なかったとはいえ、これをやってしまうと、もはや何でもありになってしまう。
 
第1作目で古代生物を復活させ、
第2作目で古代生物を市街地に解き放ち、
第3作目で古代生物の廃墟で生き残りに襲われ、
第4作目で狂科学による遺伝子操作で新種を作り出し、
第5作目で金持ちたちが遺伝子操作の新種を売り買いする。
 
僕自身、第4作目の時点で「この先どうすんだ?」「もうやること残ってねえぞ?」「猿の惑星みたいに恐竜にしゃべらせるくらいしかないんじゃない?」などと思っていたのだが、今作を観て「なるほど、オークションという手があったか」と感心させられた。
 
だが、今回のラストは……。
恐竜の野生化については、さすがに一線を踏み越えてしまった感が強い。
それこそ知性を持った恐竜に言葉をしゃべらせて「人間vs恐竜」の戦争パターンでも可能だし、普通に人間、動物、恐竜が共存する世界でもOK。
可能性を広げると言えば聞こえはいいが、完全に禁じ手な気がしないでもない。
 
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いや、だから。
「ようこそジュラシック・ワールドへ!!」じゃねえんだよww
終わり方が投げっぱなしジャーマンすぎるっちゅーねんww
 
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